裏煮干そば
「煮干中華あさり」におじゃましました。
煮干そばに定評がある大館の人気店です。
なにやら通常の煮干そばよりもかなり濃い
「裏」なるメニューを提供しているらしく、
どうも気になって仕方ないので
鹿角から帰る途中大きく寄り道してしまいました。
開店10分前到着で先客は3組。
続々と後客が続いて開店時にはほぼ満席。
煮干そば(670円)の食券を購入し、
店員さんに渡す際に「裏で」と伝えればOKです。
私の前後のお客さんも裏でした。
みなさん裏が好きなんですねえ。
これだけ人気なんだったら表メニューに加えちゃえばいいのに。
でも、裏にこそ人は惹かれるものがあるんですよね。
日本酒にも裏を設定している銘柄は多いですからね。
泡立つ濃灰白色のスープ。
啜る前から香ばしくビターな煮干香が漂ってきます。
濃厚ながらシルキーな口当たりは
正に官能的という表現がぴったり。
今や珍しくない長尾やひらこ屋に通ずる豚骨煮干系ですが、
かなりのハイクオリティですよ。
麺はツルツル、シコシコ、もちもち、ぱっつん
多様な擬音が当てはまるハイブリッドな中太ストレート。
小麦の甘い味わいがあります。
並盛だと少し麺量は少なめですかね。
チャーシューは小ぶりなホロホロ肩ロースが2枚。
メンマはスープの味を変えないようにとの配慮か
ほとんど味が入っておらず、
メンマ独特の臭みもなく柔らかい食感のため
存在感があまり感じられませんでした。
濃厚煮干にネギは好相性ですね。
後半、唐辛子と少量のおろしニンニクを投入して完汁。
濃厚なスープには追い飯も合いそうです。
気持ちよく晴れたドライブ日和でした。
ごちそうさまでした☆