東京都武蔵野市は吉祥寺にある
「いせや総本店」におじゃましました。
創業８０年を数える、
吉祥寺のランドマーク的な超老舗焼き鳥店です。
吉祥寺駅の公園口を出て井の頭通りを右手に進むと
交差点の左に店が見えてきます。
約１０年前に店舗を改装したらしいですが、
そこだけタイムスリップしたかのような歴史を感じる佇まいで、
堂々たる老舗の風格が漂っています。
昼の１２時から営業しており、
平日の１５時過ぎにおじゃましましたが店内は超満員。
中高年の男性がメインですが、
大学生でしょうか、若い男女も結構いました。
観光客と思われる外人さんも数名。
立ち飲みスペースが空いていたので
「ここいいですか？」と、
焼き鳥を焼いているお兄さんに尋ねてみると、
（店の横の入り口を顎で指して）
「そっち」とぶっきらぼうに一言。
え？空いているのに？
みているとそこで飲んでいる客はみな常連っぽい。
私の後の客も立ち飲みスペースには案内せず待たせたままだし、
立ち飲み席は一見さんお断りなのか？
まあ、酒を飲みに来たのであって、
店員さんと仲良く話をしに来たわけじゃないし、
常連の特権ってのはあってもいいと思います。
それでも、あまり気分は良くないですな。
愛想の悪い店はたくさん経験しているので
この程度じゃ、こんな店二度と来るか！
なんてことにはなりませんが
この店員だけじゃなく、
ほとんどの店員に愛想がない。
顔に覇気が感じられない。
まあ、そこそこ旨くて老舗の看板があれば
お客さんは自然とやってくるってことなんでしょうな。
ま、毒を吐くのはこのくらいにして。
赤星と煮込みで気持ちを落ち着けていると、
ミックス焼き鳥が到着。
焼き鳥とありますが、
鳥は１本だけであとは豚です。
焼き加減はミディアム～よく焼きで、
焦げたところに甘辛こってりめのタレが絡んで旨い。
一串が大きく、これで４本３６０円はコスパ良いですね。
自家製シューマイ。
熱々ですが皮がべたべたで肉汁も飛んでしまってパサパサ。
注文して間髪入れずに配膳されたところをみると
一度蒸かしたものを保温して
すぐ出せる状態にしているのでしょう。
蒸かしたてに当たればさぞ美味しかったと思います。
焼き物以外に刺身などもあり、
もう少し色々注文したいところでしたが、
シューマイのボリュームにノックアウトされ
レモンサワーでさっぱりと〆。
何度でも訪れたい聖地もあれば、
一度でいいかな、って聖地もある。
ごちそうさまでした☆
