のり青ねぎラーメン
東京都中野区野方にある
「輝道家」におじゃましました。
野方に来たもう一つの理由がこのお店です。
多数の系列店をもつ早稲田の人気店、
「武道家」の元店主さんが昨年独立開業されたお店で、
都内でも比較的新しい家系ラーメン店となっています。
他にも「武術家」、「武源家」など
強そうな名前の派生店がたくさんあります。
特に濃厚なスープを売りとしている系譜で、
中でも今回訪問した輝道家は
「都内最強」、
「家系史上最濃」などと称されており、
家系好きを自負する身としては
是が非でも一度行っておきたいと思っていました。
因みに、
五所川原エルムのラーメン街道に出店している
「吉祥寺 武蔵家」は
紛らわしいですね。
さて、
夜の部は17時からのはずでしたが
18時少し前の到着でまだ準備中の札が。
向かいのコンビニで少々時間を潰して
18時20分に戻ったところ、
既に満席で店内待ちが2名発生していました。
客層はほぼ体育会系の若者です。
店内はカウンターのみの12席。
決して間取りは広くありませんが、
席間は比較的余裕があります。
スタッフは若い男性が2名。
マニュアル的ではありますが接客は丁寧です。
注文は食券制。
券売機の左上にあるおすすめの
のり青ねぎラーメン(860円)と、
ごはん(50円)をいただきました。
初めてのお店なので
好みは全て普通でお願いしました。
小ぶりな黒丼にやや赤みがかった茶色のスープ。
九条ねぎ、青菜の緑が映える美しいルックスです。
スープは濃い、というよりもしょっぱい。
脳天に響くしょっぱさです。
一瞬面食らいましたが、
味わうとしっかりと豚骨の旨味が出てきます。
いわゆる「こってり」ではなく
「ガツン!」という形容がしっくりくる、
かつて体験したことがない家系スープです。
これが東京の家系かあ。
しょっぱいけどネギやライスにはとてもよく合い、
まさにライスが主役な家系ラーメンです。
麺は酒井製麺のようですが、
やや細めで多加水のツルツルした食感で
小麦感が比較的弱め。
私が知っている酒井の麺とは異なる麺ですが、
スープにはよく合っていますね。
チャーシューはしっとり柔らかいももロースが1枚。
直系を思わせる燻製香があるタイプです。
九条ねぎと青菜はこのラーメンには必須。
家系にねぎ?はぁ?って思っていましたが
このスープにはめちゃくちゃ合います。
のり増しは全部で8枚。
どうやら普通のりと高級のりがあり、
のり増しにすると全て高級のりで提供されるようです。
張りコシ強めでスープに浸しても全くへたらず、
箸でつついても簡単には破れない強靭なのりでした。
ごはんは50円でおかわり自由。
ランチタイムは無料。
しかしまあ、
このラーメンを濃いめ多めで注文し、
ライスを大盛でおかわりしている若者たちが
うらやましいと思います。
正直、運動不足のおじさんにとっては
強烈すぎる一杯でした。
せめて飲んだ〆ではなく、
労働の後に来るべきでした。
ごちそうさまでした☆