鰻重（梅）
弘前市富田にある
「和料理 なかさん」におじゃましました。
鰻が人気の老舗割烹料理店です。
創業は江戸期天明時代という超老舗で、
かつては吉野町に店舗がありました。
移転してからもう２０年くらいなりますかね。
現在の店舗は住宅地に溶け込むモダンな建物で、
創業２００年超の老舗の威厳、
といったものは全く感じられませんが、
どことなく気品というか、
敷居の高さというか、
庶民を拒むオーラみたいなものは
あるようなないような。
さて、
リーズナブルなランチメニューもありますが、
本日は鰻好きの長男のリクエストということで、
鰻重をいただきました。
もちろん梅で。
然程待たずに配膳。
小鉢、お新香、肝吸い付き。
鰻重パッカーン♪
いやー眼福眼福。
画だけで飯食えます。
ふっくら柔らかい鰻が
口の中でとろりと解ける瞬間が堪りませんな。
なかさんの鰻は
さらっとあっさり味のタレに
焼きも控えめで
鰻の風味がよくわかります。
出汁の効いた肝吸いも美味。
何気にレベチなのがお新香。
苦手だった奈良漬けが好きになりました。
食後のドリンク付き。
ごちそうさまでした☆
味噌ラーメン（大盛）
弘前市下湯口にある
「ヤマニ」におじゃましました。
農閑期のみ営業している大衆食堂です。
今年は５月６日から１１月３０日まで休業。
そんなこともつゆ知らず
５月５日に訪問しました。
どうりで混雑していたわけです。
豊富な麺メニュー。
定食、ご飯物と何れもリーズナブル。
今回は味噌ラーメン（８００円）を
大盛（通常１００円→日替わりサービスで６０円）
でいただきました。
味噌ラーメンは津軽定番の
ニンニクが効いた甘口スープに
低加水の中太ゆる縮れ麺を合わせています。
スープはコクがあり熱々。
麺の茹で加減も申し分なし。
シャキシャキの炒め野菜や、
しっとり柔らかなもも肉チャーシューと
随所に丁寧な仕事ぶりを感じさせる一杯です。
追いニンニクや、辛味噌を投入すると
また印象が変わります。
汗ダク完汁。
旨い味噌ラーメンでした。
ごちそうさまでした☆
焼きそば（大盛り）
弘前市茂森町にある
「来々軒」におじゃましました。
大正末期創業の百年食堂です。
GW終盤の訪問。
観光客っぽい方はおりませんでしたが、
相変わらず混雑していました。
メニュー表が変わりましたね。
写真や背景が入ってゴージャス感がありますが、
以前のシンプルなメニュー表の方が
個人的には好きです。
今回は焼きそばの大盛り（８００円）をいただきました。
野菜たっぷりのソース焼きそば。
薄焼き玉子でもなく、
目玉焼きでもなく、
ちょっと太めの錦糸玉子がのります。
つるんつるんでコシのある麺に
食欲を掻き立てるラードの香りと
後を引くさっぱり味の甘酸っぱいソース。
絶妙ですね。
無限に食える無限焼きそばです。
秀逸なのはやはり麺でしょうか。
一般的に焼きそば用の麺は
蒸し麺であることが多いのですが
茹でてから水で締めたものを使っているものと思われます。
麺のぼそぼそ感が焼きそばの醍醐味だ。
っていう方には向かないと思いますが、
とらえれば問題ないでしょう。
自家製麺の新たな魅力を発見しました。
ごちそうさまでした☆
ネギラーメン
黒石市追子野木にある
「ラーメンショップ黒石店」におじゃましました。
社会人１年生のころからお世話になっている
マイホームともいえるラーショです。
今では年に１回訪れるかどうかですが
当時は週１ペースでおじゃましていました。
ネギラーメン（７３０円）と
ミニチャーハン（３００円）をいただきました。
１１時１０分頃におじゃましましたが
既に半分以上の席は埋まっていました。
帰り際にはほぼ満席となり、
相変わらずの人気ぶりです。
１回のみセルフサービスの胡椒メンマは健在。
ニンニクや胡椒などの卓上味変アイテムは
コロナ対策の仕切りをまたいで取らないといけないので
席毎に配置していただけると助かります。
不慣れな様子のスタッフが１人おり、
二度三度注文を確認されてネギラーメンが配膳。
野趣あふれる豚骨スープ。
デフォでも強烈に香るニンニクのライブ感。
強いかん水臭を放つ細縮れ麺。
絶妙にジャキジャキかつしなしなのネギ。
トロトロのバラチャーシュー。
１年半ぶりの黒石ラーショでしたが、
こんな旨かったっけ。
やばいな。
飛んだわ。
ミニチャーハンは失敗でした。
旨そうな見た目ですけどね。
ごはんべしゃべしゃ。
ごちそうさまでした☆
ざるそば（大盛り）
「手打ちそば むらかみ」におじゃましました。
旧道３３９号沿いにある蕎麦屋です。
趣のある古民家風の建物。
暖かな木のぬくもりを感じる店内からは
岩木山を望むことができます。
玄そば、
すなわち殻がついたままのそばの実を仕入れ、
製粉全ての工程を自店で行うという拘りのお店です。
それでいてこのお値段はリーズナブルですね。
あたたかい汁に冷たい蕎麦をつけて食べる
「つけそば」、「かけつけ」はありますが
あたたかい蕎麦はありません。
この辺も拘りなのでしょうか。
運転手じゃなかったら
蕎麦前から始めたいところ。
お隣の席で食べていた岩魚が旨そうでした。
ざるそば（６５０円）の大盛り（２５０円）と、
冷かけそば（８８０円）をいただきました。
この辺りの蕎麦屋さんでは珍しく
始めに「水そば」が供されます。
蕎麦本来の繊細な香りや風味、
食感を味わうための手法です。
平ざるにこんもりと盛られたざるそば。
蕎麦の風味を楽しんでほしいということで
海苔やわさびはつかず薬味はねぎだけとのこと。
中細でコシが強く、
のど越しよりもしっかりと噛んで
蕎麦の風味を味わうタイプです。
甘口濃いめの蕎麦つゆも美味。
冷かけそばは
単なる冷たいかけそばかと思いきや、
ボリューミーな舞茸のかき揚げ入り。
確かに冷たいつゆで蕎麦がキリっと締まって
ざるとは異なるコシの強さや
食感を楽しむことができますが、
出汁の風味や蕎麦の風味、
舞茸の風味を感じるには
ちょっと汁が冷たすぎるかなと思いました。
そば湯で〆。
美味しい蕎麦は蕎麦湯も旨い。
湯桶の底に沈殿した
濃厚とろとろのところまで飲み干しました。
ごちそうさまでした☆
