ざるそば(大盛り)
「手打ちそば むらかみ」におじゃましました。
旧道339号沿いにある蕎麦屋です。
趣のある古民家風の建物。
暖かな木のぬくもりを感じる店内からは
岩木山を望むことができます。
玄そば、
すなわち殻がついたままのそばの実を仕入れ、
製粉全ての工程を自店で行うという拘りのお店です。
それでいてこのお値段はリーズナブルですね。
あたたかい汁に冷たい蕎麦をつけて食べる
「つけそば」、「かけつけ」はありますが
あたたかい蕎麦はありません。
この辺も拘りなのでしょうか。
運転手じゃなかったら
蕎麦前から始めたいところ。
お隣の席で食べていた岩魚が旨そうでした。
ざるそば(650円)の大盛り(250円)と、
冷かけそば(880円)をいただきました。
この辺りの蕎麦屋さんでは珍しく
始めに「水そば」が供されます。
蕎麦本来の繊細な香りや風味、
食感を味わうための手法です。
平ざるにこんもりと盛られたざるそば。
蕎麦の風味を楽しんでほしいということで
海苔やわさびはつかず薬味はねぎだけとのこと。
中細でコシが強く、
のど越しよりもしっかりと噛んで
蕎麦の風味を味わうタイプです。
甘口濃いめの蕎麦つゆも美味。
冷かけそばは
単なる冷たいかけそばかと思いきや、
ボリューミーな舞茸のかき揚げ入り。
確かに冷たいつゆで蕎麦がキリっと締まって
ざるとは異なるコシの強さや
食感を楽しむことができますが、
出汁の風味や蕎麦の風味、
舞茸の風味を感じるには
ちょっと汁が冷たすぎるかなと思いました。
そば湯で〆。
美味しい蕎麦は蕎麦湯も旨い。
湯桶の底に沈殿した
濃厚とろとろのところまで飲み干しました。
ごちそうさまでした☆