弘前市駅前町にある
「ます酒」におじゃましました。
初めて暖簾をくぐった日から2年。
常連、とまではいかないまでも
おかみさんに顔くらいは覚えられたでしょうか。
ガラガラと引き戸をあけると
常連さんの決まった顔ぶれが並び、
そこに混ざってナイター観戦しているおかみさん。
巨人が負けているときは機嫌が悪かったりします。
いらっしゃいと一言放ったかと思うと、
再び野球中継にくぎ付け。
この店で注文を聞かれるなんてことはありません。
店の入り口にある発泡スチロールを開けて
氷水でキンキンに冷えた大瓶を取り出し、
ガラスケースに入った小鉢や刺身やらを
勝手に持って行って勝手に飲るというスタイルです。
お会計は空瓶やお皿の数で出しているようですが
おかみさんの頭の中の計算機は丼方式で、
ひとり2000円を超えないようにできているっぽいですね。
常連さんに教えてもらいましたが、
おかみさんの目を盗んでビール瓶を隠す
っていう高等テクニックもあるそうですが、
目の前に堂々と置いてあるにも関わらず、
ビール瓶の勘定を忘れているってこともあったので
大して実用的な技ではないとおもわれます。
ほやみず。
県内外いろいろな店でほやは食べますけどね、
ます酒のほやが一番旨い。
焼き魚はガラスケースに入っている魚を物色して、
おかみさんに注文すると焼いてくれます。
これは銀ダラですが、
脂ののり方も申し分ないし、焼き方も絶妙。
ヘタな料亭より上手なんじゃないでしょうかね。
店の評価基準は人それぞれでしょうけど、
私の弘前最強は文句なしにます酒です。
ごちそうさまでした☆