弘前市駅前3丁目の
「とんかつ助六」におじゃましました。
大町のローソンの裏から代官町に向かう通り沿い、
「テキーラ屋」という飲み屋があった場所です。
ずっと空き店舗でしたが、
今月になってとんかつ屋の看板がかかったので
気になっていたんですよ。
おそるおそる店に入ると、
常連ぽいお客さんが帰るところで
入れ替わりでカウンターに案内されました。
以前のテキーラ屋の面影は全くありませんね。
こぎれいな居酒屋といった感じで
壁の塗りたての匂いがまだ残っています。
とりあえず、お手伝いの女性にビールを注文。
生ビールはなしで、中瓶600円。
アサヒかキリンかと問われ、
サッポロはないの?と尋ねると
慣れない様子で冷蔵庫の中をまさぐっていました。
それもそのはず、
開店して1週間も経っていないんですって。
それは慣れないのも無理ないや。
しかし、
中途半端にぬるいビールに常温のグラスはどうもね…。
さっさと飲んで酒か焼酎にしようっと。
とんかつの前になにかアテはないかなと思い、
メニュー表を眺めてみたものの
とんかつとアルコールメニュー以外に見当たらず。
大将に何か軽く摘めるものないですか?
と、お願いしたら快くOKを頂きました。
昆布巻きに出汁巻き、〆鯖。
天然ホヤもあるけど、食べれる?
もちろんです。
話を聞くと大将は2代目で、
先代は青森銀行記念館の向かいで
「とんかつ助六」を営業していたらしく、
当時の写真が店内に飾られていました。
今は亡きハイローザ、
前身の角は宮川デパートにも支店があったとか。
まだ私は生まれていない時代ですねえ。
その後、2代目は全国へ料理の修業に出て
2年前に弘前へ戻り開業準備をしていたそうです。
また、
品川町にある「かつ亭」が親戚筋に当たること、
鍛冶町の飲み屋の多くは顔が利くことなど
色々と教えていただきました。
特上ロース(単品1600円)。
定食は+400円。
特上ロースは要予約メニューになっていましたが
ダメもとでお願いしてみたところ
普通に、「あいよ!」
と、軽い返事が。
ロース至上主義な私。
じゅわーと染み出る甘い脂。
とんかつの醍醐味です。
ちょっと衣の付き方が甘かったり
血合いや筋が残ったりしていましたが
豚自体は旨いですね。
油のキレも良くさっぱりといただけました。
基本的には県産豚をメインに、
今後、軌道に乗ったら
山形のブランド豚「米の娘ぶた」なども
数量限定で提供したいと仰っていました。
楽しみです。
添えつけのキャベツは珍しい角切り。
ソースも独特で
何をブレンドしたんでしょう、
マヨネーズ?サワークリーム?
少し白っぽくてマイルドな味でした。
昼は日替わりランチが800円とお得。
職場から近いのでお昼休みに抜けて食べに来よう。
ごちそうさまでした☆