中華そば 醤油
仙台市青葉区五橋の
「桜木製麺所」におじゃましました。
ビブグルマンを獲得し、
昨年多賀城市から移転した人気店です。
仙台駅から南北線で1駅、
五橋駅から5分ほど歩いたところにお店があります。
大通りから少し入った静かな通り沿い、
マンションの1階に店を構えます。
ちょっと奥まっていますが、
マンションの外壁に目立つ看板があるので
見逃すことはないでしょう。
五橋周辺はラーメン店が多い激選区。
ビブグルマン獲得店で
土曜の昼ともあれば行列は必須でしょう、
と思い開店20分前に到着したところ、
あれ?誰もいない。
待てども人が来ない。
え?ほんとにビブグルマン?
なんて思いつつ開店を時間を迎えました。
カウンター9席のこじんまりとした店内。
BGMがなく、厨房の音が時折聞こえるだけで
どことなく緊張感が漂います。
店主と奥様の2人体制でやっておられます。
メニューは味玉中華そばと、中華そばのみ。
大盛りの設定はあるものの、
トッピングやサイドメニューはなく、
中華そばへの自信のほどが窺えます。
塩味が醤油の前に記載されており、
迷いつつも醤油を選択。
後からきたお客さんはみな塩味を注文していたので
やはり塩が一押しなのだと思います。
店名入りの白い丼、
整えられた麺線、
正方形のメンマ、
拘りを感じるビジュアルです。
スープは動物系、魚介系出汁に香味油を加え
段階的に鶏、豚、鰹、乾物、貝など
色々なニュアンスを感じることができる芳醇な味わい。
一口目はややオイリーな印象を受けましたが、
麺を引き揚げると油分が全体に馴染み、
あとは終始穏やかに押し寄せる
旨味の波になすがまま身を委ねるだけ。
麺は全粒粉を使用した中細ストレート麺。
製麺所と名乗っているだけあり、麺も旨いですね。
チャーシューは低温調理の鶏が2枚と、
表面に焼麩?をコーティングした豚ロースが1枚。
焼麩?の香ばしさがアクセントになっていて
スープや麺に負けない存在感のあるチャーシューです。
正方形のメンマは柔らかい部分と
ザクザク歯ごたえの強い部分があり
食感の対比を楽しむことができます。
ネギと三つ葉は味の邪魔をせずに彩りを加えています。
とてもバランスのとれた一杯でした。
丁寧に作られていて不満要素はありませんが、
中毒性に欠ける点は仕方ないところでしょうか。
次回は塩をいただきに参ります。
ごちそうさまでした☆