弘前市新鍛冶町の
「銀水食堂」におじゃましました。
暑かった5月下旬。
「ざる中華、冷し中華」
の文字が軒先で踊っていました。
メニューには書いてありませんが、
半チャーはどのメニューにもセットにできます。
ということで、
冷し中華(600円)と
半チャー(250円)をいただきました。
銀水の冷し中華はやはり別格。
ときどき外で冷し中華をいただきますが
銀水以外でまた食べたいと思った冷し中華はありません。
何が違うか。
まずは温度ですね。
スープも麺もしっかり冷たい。
基本っちゃー基本ですけど
意外と中途半端な店は多いものです。
続きましてはスープ。
絶妙な酸味と出汁の旨味があり、
嫌味にならない程度の胡麻油の香りと仄かなスパイス感。
酸っぱ過ぎずしょっぱ過ぎない。
ツンツン酢が効いてむせるほど酸っぱいのは駄目です。
完汁できるくらいのしょっぱさが丁度良いのです。
シンプルかつ王道の具材。
きゅうり、トマト、玉子焼きのトリコロール。
たっぷりチャーシュー。
刻みネギを仕込ませているのがポイント。
スープを味わい、麺を啜り、具材を吟味したら
ガーッと練り辛子を溶かし回して
具材も麺も一緒くたに掻き込んでフィニッシュ。
飴色になるまで炒めた玉ねぎに、
チャーシューではなく
生姜風味のタレで下味をつけた豚コマがたっぷり。
家庭的だけど家庭の味を超えている、
銀水の半チャー。
いつ来ても何を食べても本当に旨い。
昭和な店構えに、昭和な親父さんとおかみさん。
ザ・キング・オブ・大衆食堂。
ごちそうさまでした☆