ランチセット煮卵入
仙台市青葉区栗生の
「みずさわ屋」におじゃましました。
仙台屈指の人気店で訪問機会を伺っていたお店です。
仙台駅から仙山線で約20分、
陸前落合駅下車徒歩5分。
駅から続く直線道路を青葉山に向かって進み、
遠くからでも見える行列がみずさわ屋の目印です。
開店5分前の到着でざっと30人。
席数は19席なので2巡目確定ですね。
店員さんに注文を告げ待つこと30分。
この時まだ2月、
寒風吹き荒ぶ中の外待ちは堪えました。
外の寒さとは打って変わって
店内は汗をかくほどの熱気に包まれています。
厨房を取り囲むようにコの字型に席が配置され、
席間は余裕がありますが背中側の通路は
人がやっと一人通れるくらいのスペースしかありません。
店員さんは女性や若い方が多く、
丁寧な接客に好感が持てました。
一方で最年長の店主と思しき男性は、
厨房に入らずに配膳や注文取り、
配送業者への対応などを行っていましたね。
注文は並んでいる間に店員さんに伝えます。
平日昼限定のランチセットを
煮卵入(870円)で注文しました。
外税のようで
退店時の支払いは939円でした。
着席してからの配膳は早く、
丼の縁までなみなみと注がれたスープを
こぼさないように慎重に店員さんがカウンターに下ろしてくれます。
一見無造作なルックスですが、
じっくり眺めていると、
煮卵、チャーシュー、メンマ、
絹さや、細かく散らしたネギ、
スープからのぞく麺、
なかなかアーティスティックな構成です。
スープは動物系、煮干、野菜に乾物出汁。
1つの素材が突出せずに複雑な旨味を醸し出していて、
パンチのあるタイプではありませんが
香味油と醤油ダレが出汁味を引き立てる絶妙な味わいです。
最初から最後まで熱々なのも嬉しいですね。
麺はかん水風味が強めの細ストレート麺。
3、4人分を一気に大きな平鍋に泳がせ、
手際よく平ザルを用いて湯切り。
柔めの茹で加減ながらしなやかなコシがあり、
麺長が長いため啜り心地が良い麺です。
麺量は普通盛りでも多め。
チャーシューは硬い肩ロースが1枚。
バラ肉、もも肉から選べるチャーシュー麺も人気みたいですね。
煮卵は卵の甘味を活かした薄めの味付けで、
そのままでももちろん、
トロリとした黄身に麺を絡めて啜ったり、
ちょっとお行儀悪いですが
ランチセットの肉ごはんにスープと一緒にガーッと混ぜ込んで
ねこまんま風にしていただくのもおススメです。
一方の肉ごはんはというと、
チャーシューの切れ端を硬めに炊いたご飯に混ぜ込み、
たっぷりのブラックペッパーとバター醤油で風味をつけた
ジャンクな味わいです。
上品な味わいの中華そばとのコントラストが面白いですね。
退店するときも20人程の行列がありました。
仙山線は元々1時間に2、3本しかない路線で、
余裕をもって訪問したつもりでしたが
帰りの電車が強風のため遅延してしまい、
なんとかギリギリ午後の仕事に間に合いました。
またおじゃましたいと思います。
ごちそうさまでした☆