担担麺
弘前市稲田にある
「らぁめん 井上家?」におじゃましました。
腰痛のため休業していた井上家が再開したと思ったら、
担担麺専門店になっていました。
店主、奥様はいつも通りの井上家。
しかし、
井上家の看板は外されており
店内にも家系を感じられるものはなくなっています。
メニューは担担麺と汁なし担担麺の2種ですが
汁なしは休止中。
トッピングは温泉たまごのみ。
ごはん50円。
担担麺とごはんをいただきました。
ビジュアルは濃厚そうに見えるスープも、
啜ってみると意外とさっぱりしています。
酸味はなし、胡麻も濃すぎず、
辣油の辛さは控えめで
ほんのり花椒のシビれが舌に残ります。
緑の油は青梗菜ペーストでしょうか。
麺はパツパツの細ストレート麺。
どこの製麺所かはわかりませんが東京の方でしょう。
謝の煮干の麺に似ていると思いました。
薬味の貝割れと玉ねぎの
シャキシャキした歯ごたえが
よいアクセントになっています。
甘く煮た牛すじ肉のミンチや、
豚挽肉の旨味がスープに溶け込んでいて
物足りなさはない一方で、
井上家の面影は皆無。
濃厚クリーミーな担担麺を予想していると
肩透かしを食うかもしれませんが、
丁寧な作りを感じさせる
完成度の高い担担麺です。
ごはんはそのままはもちろん、
おすすめはスープに投入しての担担雑炊でしょう。
家系のときよりも少し柔めの炊き加減なので、
スープが少し冷めた後半でもよく馴染んで食べやすいです。
でもですね、
刷り込みというか、
行動依存というか、
この場所で食べるラーメンは
井上家(家系)じゃないと満足できないんですよね。
それがもう食べられないとなると、
弘前に住んでいる意味なんてない。
ブログのアイキャッチも変えないと、
ていうか、もうブログやめよかな。
くらいの喪失感を今、覚えています。
入口のドアに書かれた
「家系ラーメンはお休みしております」の文言に
再開の意図を感じないでもないですが、
このまま井上家のラーメンがなくなったとしたら、
井上家中毒者はどうしたらよいのでしょうか。
壱角家は論外、
山岡家ときどき無性に食べたくなるけど違うし、
五所川原や東バイパスの長尾、
あるいはよご家まで行きますかね…。
担担麺に転じた理由が店主さんの腰痛だとしたら、
家系ラーメンを作るのは
相当腰に負担がかかる重労働ということです。
大量のガラを運んで下処理し、
寸胴を撹拌するのがきつくないわけがないです。
担担麺で店を再開した理由は分かりません。
店主さん、ご家族の健康が第一です。
また家系ラーメンを食べられる日が来るのを
楽しみに待っています。
長文駄文失礼致します。
ごちそうさまでした☆