味玉醤油らーめん
弘前市野田にある
「麺処 駒繋」におじゃましました。
青森市で約9年営業された人気店が4月に閉店し、
この10月弘前に移転されました。
店主さんは鳥居式らーめん塾の出身です。
北大通りに面した緑色の外壁の建物に深緑色の暖簾が目印。
店内はカウンター9席に4人がけテーブルが1卓と
小さいお店ではありますが、
白を基調とした清潔感のある内装で
席間も広めにとっているので開放感があります。
スタッフは店主さんを含め3名。注文は券売機制。
1組待ちなのでそんなに待たなくてもいいかな、
と思いきや、
一杯一杯を丁寧に仕上げるスタイルは健在で、
配膳まで1時間弱かかりました。
時間帯を選んで伺う必要がありそうです。
青森市時代はつけ麺が人気でしたが
私はとろっとした白湯スープのラーメンが好きでした。
移転後はメニューも刷新してつけ麺がなくなり、
ラーメンも清湯系で統一した模様です。
味玉醤油らーめん(860円)をいただきました。
小ぶりな丼に端正なルックス。
すっきり洗練された味わいに違いない。
と思いきや、
なかなかどしっと重厚感のある口当たり。
香味野菜や鶏豚の旨味エキスを詰め込んだようなスープです。
麺はプリッとした加水率高めの中太ストレート。
麺量は少なめ。
かん水風味が強いのは狙っているところなのでしょうか。
スープの味が変化し、
よりラーメンっぽい風味になる一方で、
出汁や醤油ダレの持ち味を殺しているような印象を受けました。
チャーシューはしっとり柔らかな鶏胸肉と、
よく味が染みて脂身がジューシーな豚肩ロース。
穂先メンマはたっぷり目。
費用対効果、時間対効果を考えると
もう一つ何かストロングポイントが欲しいところ。
今後の進化に期待します。
ごちそうさまでした☆