作並温泉「湯の原ホテル」におじゃましました。
GWに仙台で結婚式に出席する予定があったので
せっかくなので前日入りして温泉でもと
実家の両親も引き連れて行って参りました。
仙台市街地からもほど近い「仙台の奥座敷」と称される温泉地です。
国道沿いに数件、中型の温泉宿が立ち並んでいる小さな温泉地で
いわゆる鄙びた温泉街といった街並みではありませんね。
景観的には紅葉が見ごろの秋がベストシーズンかもしれません。
さて、
GW休みの割り振りが決まったのが2週間くらい前だったので
大体有名どころは埋まっていて
空いていたとしても手が出ない連休価格の宿が殆ど。
その中でこちらは比較的良心的なお値段で
飛びつくように予約させていただきました。
正直なところ、あまり期待はしていなかったのですが、
お料理は文句なしでしたし、アメニティ面でも満足。
また来たいと思う思う良宿でした。
地元の酒だけじゃなく
オーナーは酒好きなんでしょうね。
夜はなかなか期待できそうです。
右上にある「ほでなす」は宮城の酒だそうで、
津軽弁でいう「ほんずなす」と同義。
酔っぱらってほんずをなくすくらい旨い酒ということでしょう。
何はともあれ長時間ドライブの疲れを癒すのが先決。
温泉でぱぱっと汗を流して
コンビニで見つけた期間限定ヱビスで乾杯。
仕事を忘れて明るいうちから飲むビールは最高!
この一瞬のために仕事しているようなもんですわ。
ちなみに、お風呂は露天風呂がある展望大浴場と
24時間利用可能な大理石風呂の2か所。
おそらく循環式。サウナはなし。
宿の売店で見つけたおつまみ。
安い割には結構イケる。
さて、
缶ビールを2本やっつけて気持ちよくゴロゴロしていると
ちびっ子たちもお待ちかね、
夕食の時間がやってまいりました。
夕食会場は仕切りを設けて
2家族が入れるようにした小宴会場。
隣も小さな子供がいる家族で配慮してくれたのだと思います。
こういう気遣いが嬉しいですよね。
早速お飲物から。
やはり、温泉宿にしてはラインナップが豊富。
しかもリーズナブルだし。
もちろん、「ほでなす」もあります。
宿の方もすすめていたので、
こちらの門傳酒造さんのお酒をいただくことにしました。
温度管理もよく、酒器にもこだわりが感じられます。
「坤輿」、「ほでなす」、「門傳」といただきましたが
個人的には「ほでなす」が旨かったですねえ。
ほでなすにはなるほどは飲みませんでしたが。
お刺身。
酒に拘りがある店はしっかり料理にも拘っています。
温泉旅館にしては刺身の鮮度が良く驚きました。
先付盛り合わせ。
奥の手作り胡麻豆腐が美味でした。
この辺からフレンチ出身料理長の本領発揮。
紫芋の冷製スープから。
今回のメニューの中ではこれが一番美味しかったです。
白身魚のムニエル。
皮目パリッと身はしっとり。
ソースはなんだか忘れましたが3種類。
器の拘りも感じられます。
仙台名物セリ鍋?と思いましたが、
水菜と山菜でした。
超濃厚ガトーショコラ。
お料理の内容は和洋折衷コースといったところですが、
洋の方が圧倒的に優れていました。
これならフランス料理のフルコースを
宿のウリにしてもいいんじゃないですかね。
夕食後はロビーでコーヒーやソフトドリンク、
自家製の梅酒やサングリアを楽しむことができます。
オーナーの奥様?の手作りらしいですが、
梅酒もサングリアも売り物以上に旨いですよ。
これが無料で飲み放題ですからね。
あまり期待していなかったなんて言ってほんと申し訳ありません。
記憶に残る宿になりました。
またおじゃまします☆